2013年10月25日金曜日

女性の投票者の方が多いのに、「男女平等、日本は世界105位」状況の謎

今朝起きるとこんなニュースが。
男女平等指数、日本3年連続低下の105位 世界経済フォーラム  :日本経済新聞
この記事によると

日本は調査対象136カ国のうち105位で前年より4つ下がった。
識字率や高校までの教育水準の格差の少なさでは1位だが、女性の就労者や政治家が少ないことが全体の評価を下げている。

 WEFは女性の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で分析している。
日本は経済で104位、政治では118位にとどまった。 教育は91位で、大学や専門学校への進学率の低さが響いた。

 関連記事にはこんな記述も。
 
女性議員がさらに減ったことが順位低下の原因となった。 47NEWS(よんななニュース) 


要は、日本は社会全体で女性が前面に出て、男性と競い合っている割合が少ない。ってことだと思う。


注目したいのは女性の政治家の数。

4月まで遡るけどこんな報告も。
女性議員比率、衆院は世界最低レベル IPU調査 - 朝日新聞デジタル
衆議院での女性議員の割合は7.9%で、世界平均の2割との差は大きい。
議会が国民の代表者の集まりという役割も持つことから考えると確かに解せない。
諸外国は、一定割合を女性議員にすることを定めたクオーター制を導入している国も多い。
このクオーター制は会社の役員や管理職に対しても導入されている会社や国もある。

確かに女性議員を政治の中心ではあまりみない感じ

ちなみにグーグルで「政治家 女性」で画像検索すると安定の美人すぎる方が1番目。 


でも、女性の投票者のほうが多いのに

その国会議員を選ぶ選挙に目を移すと女性の投票者数のほうが男性より多い状況が50年前ぐらいからずっと続いている。
衆議院選挙では昭和33年以来、参議院選挙では昭和37年以来ずっとである。
 (総務省 目で見る投票率より)

投票率に関しては近年は女性の数のほうが低い選挙もあったけど、女性の数のほうが多いので、投票者数は女性の数のほうが多い。

となると、なんなんだろ、女性の意志として男性の候補者を選んでいるのか。
女性の候補者を出さない政治側がダメなのか。
そもそも、政治家になりたい女性の数が少ないのか。


政治は投票者を見ているのか?

 さらにいうと、女性の方が多く投票しているのに男性の方が優位な社会であり、その傾向に改善も無い。
票田で言えば男性より、女性なのに。

あるいは見ているけど、女性が声を上げないから女性の望みがよくわからないのか?
このへんは以前BSプライムニュースに出演させていただいた時に、北大の吉田准教授とも盛り上がりました。

自分の活動の中でよく聞くのが
「若者の数が少ないから上の世代には勝てないよ」的な話。
 でも、「そもそも数なんて政治は見てないでしょ。」って言いたくなる。

声の大きい、影響力の強い、組織や人のほうしか見てないイメージが・・・
政治側からニーズや声なき声を拾おうとどこまでやっているのか。
投票率をあげようとしている様子を微塵も感じない政治に怒りを覚えることも多々あります。。。
そういや、昔「寝といてほしい」的な発言をされた素直な総理大臣がいたけど、あれが本音なんだろな・・・