前後各2日間の事前・事後研修を含めて14日間の長丁場。
内閣府青年社会コアリーダー育成プログラムなるプログラムでの派遣でした。
4月にこのプログラムを見つけて応募した時には、想像もつかなかったものを色々得ることができた!
<結論>
とりあえずざっくりとした印象。
ドイツにおいても、若者の政治・社会参画は大きな課題。
日本と異なる点は、行政・政治側がその課題とどれだけしっかりと向き合っているかという部分。
特に健全育成の部分への力の入れ方が違うと感じた。
「子ども若者育成支援推進法」が制定されるなど、
青少年の健全育成と困難を抱える子供の支援に関して日本でも動き出してはいる。
<概要>
メンバーは8人+団長1人の全9人のチーム。
出発前の羽田空港にて |
野外研修施設関連、行政職員、学校の先生に、障害者学級の先生に、NPO関係者など様々なメンバー。
派遣にあたっての団のねらいは
日本における青少年分野の非営利組織を発展させるために、ドイツにおけるユースワーカーの人材育成と中間支援の在り方を学び、発信する
というもの。6月の事前研修に9月の自主研修などを通じて、団としてひねり出したねらい。
ドイツでは、ベルリン3泊・コプレンツ5泊(ホームステイ1泊)。
ユースワーカーの育成を大学でどのように行っているか?
ユースワーカーの働いている施設の現場はどうなのか?
中学高校内でのユースワーカーの役割はどうなのか?
行政の青年省の役割、また自治体の青年局の役割りは?
若者関係の中間支援組織の全国の代表や地域組織はどうなのか?
若者関係の組織の現状は?
等々をテーマに様々な場所の視察をしてきました。
とても視察先のことを全部なんて書けないし、まだ整理もできてないので、
とりあえず写真を何枚か。
<学んだこと>
これもいっぱいあるんだけど、何個か箇条書きに
1:法律に権利と義務が明記されていることが広く認識されているため、社会的な必要性と財源と目指す方向性がある
・どのヒアリング先でも社会法典第8条に言及される
・身分保障や予算の増加
・行政が各団体の予算を安定的に供給
2:ユースワーカー資格の養成課程が現場との連携により高いレベルでつくられていて、専門性の高い即戦力のある人材の安定供給につながっている
3:ユースワークがノンフォーマルな教育として位置づけられているため、ユースワークの専門性を高める実践・養成・コンセプトと理論の構築・研究が行われている
4:中間支援組織が、“青少年”というキーワードで広く連携している。団体数・会員数等を増やすことで社会・行政に対しての発言力を高めている
5:青少年や青少年支援団体等の意見や現状等の情報を集約し、発信している
6:ロビー活動や啓発活動を行っている 。行政の政策決定プロセスにおいて、投票権を持っている
ってな感じ。こっからどう日本に活かすか、自分がどう活動していくかひきつづき考える!!
<良かったこと>
1:日本の、青少年分野の色々なことを学び考えれた。
自分の活動の主な部分は、「若者と政治」の部分だけど、今回青少年関係で様々なことをしてい るメンバーが集まってて、彼らから色んなことを学べた。
今年6月まで2年ほど勤めた、内閣府の子ども若者育成支援点検検評価会議でも、多くの若者 分野についてあつかったけど、実践者の話や想いを聞くとまた全く違う。
また、団長は50年近くにわたって、日本の青少年分野の活動を行ってきてる方で、その辺の歴 史や経緯も色々学びました。
2:ドイツのことを知れた
まあ、そのために行ったんだしってこと。
3:高齢者・障害者のことも知れた
実はこのプログラムは、青少年・高齢者・障害者の3分野から成り立っているプログラム。
同時期に高齢者団はデンマークへ、障害者団はイギリスへそれぞれ視察に。
研修も同じ日程で組まれており、相互の現状・課題・視察先での学びなども共有できたのはで かい。
4:知り合った人々
自分の団のメンバーとは一生の中になるだろうってのは間違いない。
団長・メンバーともに最高のチームだったと思ってる。すごく感謝。
それ以外にも高齢者・障害者の分野のメンバーや、ドイツで知り合った方々。
プログラム実施団体のIYEOの皆さんや内閣府の方々。
その他、同プログラムのOBの方々など。
ありがと!!
ということで、年内にはもう少しまとめたいね。
11月には欧州評議会の民主主義に関するフォーラムにも行ってくるので、
あわせてなんらかの報告会でもできればと思ってる。
とりあえず日本での活動の現実にしばらく戻りますw
明日の夜にはイベントもあるから良ければ来てくださいな。
※友達割り始めました。【第18回】Voters Bar セキュリティー 10月25日(土)開催 テーマは安全(防犯・防災) 若者と地方議員の気軽な交流会
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