日本代表として参加していました。
このイベントの詳細はのちほど書くとして、
イベントの後に、ストラスブール領事館の好意もあり、
EU評議会が持つ、ヨーロッパユースセンターを訪れてきました。
さきに、さらっとEU評議会の説明をしておきます。
皆さんが知っている”EU”とは関係のない組織で、
歴史はEUよりも古いです。
第2次大戦後の1949年に、人権・民主主義・法の順守などを目的に設立された組織で、
なんとヨーロッパの47の国が加盟しています(EUは現在27か国)
当然、ロシアがいてウクライナがいてという会議も多くあるわけで。
また欧州人権裁判所もEU評議会内の機関の一つだったりします。
<ヨーロッパユースセンター@ストラスブール>
さて、本題のヨーロッパユースセンター@ストラスブールについて。
作られた背景にあるのは、”学生運動”
1970年前後には日本だけでなくヨーロッパでも学生が盛り上がっていました。
それに応じて1972年に学生や若者をどう社会の一員、または今後の社会を担う存在として、
育てていくかということを考えてつくられた施設。
<何をやっているのか>
主には正規ではない教育プログラム(Non-formal education)
多くは対話を通じて、若者同士の理解を深め合ったり、問題の解決などを進めていくもの。
その内容が凄いんだ!政府機関じゃこれはできない。
例えば、紛争の解決に関してのプログラムでは
ロシアとグルジアとイスラエルとパレスチナの若者集める
↓
ロシアとグルジア混合のチームに、イスラエルとパレスチナの紛争の解決の方法を考えさせる。
イスラエルとパレスチナのチームに、ロシアとグルジアの紛争について考えさせる
とか。
例えば、紛争の解決に関してのプログラムでは
ロシアとグルジアとイスラエルとパレスチナの若者集める
↓
ロシアとグルジア混合のチームに、イスラエルとパレスチナの紛争の解決の方法を考えさせる。
イスラエルとパレスチナのチームに、ロシアとグルジアの紛争について考えさせる
とか。
LGBTであることが違法なロシアに関して、変革を迫るプログラムでは、
ロシアの若者と、諸事情によりロシア以外の国に住んでいるロシア人(ディアスポラ)を
集める
↓
LGBTのことについて話し合ってもらう。
などなど
そして、対話をうまく進めていくためのトレーニングを受けたスタッフもサポートしながら
進めていくそう。
その他、最近では反ヘイトスピーチや、多様性を認め合うためのキャンペーンも行っているそうです。
<そしておしゃれ>
そして、内装や空間づくりもかなり凝っています。
日本のオリセンと比べると悲しくなる。(オリセンなんて無料Wi-Fiすらないし・・・)
これは確かに、オープンでリラックスして話が進むわなという感じでした。
<フューチャートイレ!?>
本論ではないのですが、結構衝撃だったのがトイレ。
男女・身障者などの区別を作っていない!!
下の写真の通り、特にわけてなくて誰もがどの個室でも好きに使っていいという仕組み。
日本でも、「身障者用トイレ」じゃなうて「だれでもトイレ」という名称に変えるとかの動きもあるけど、
そのさらに先を行っているね!
日本でも宿泊型・訪問型問わず
こういう若者のための居場所つくれないかな~
やっぱり”場づくり”
若者を社会の力としてどう活用していくのか、どう育てていくかの考え方と
施策が日本と大きく違うなと感じた。
若者を社会の力としてどう活用していくのか、どう育てていくかの考え方と
施策が日本と大きく違うなと感じた。