2013年1月30日水曜日

サッカーくじtotoに、プレミアリーグも増えるかも!!


toto:「海外試合も対象」案 国立競技場改修費捻出へ


こんな記事が2,3日前出ていた!


「海外試合も対象」

賛成!!


そもそも

toto(サッカーくじ)とは

サッカーくじ。Jリーグなどの国内の試合の結果を予測して、その予測が的中した数に応じて、
賞金をもらえる。

CMとかでよく見るだろうからそんなに説明いらんだろう。


totoの理念

(1)年齢や性別、障害等を問わず、広く人々が、関心、適性等に応じてスポーツに参画することができる環境を整備するために策定されたスポーツ基本計画の内容に十分配慮すること。

とある、つまりは全国でだれもがいつでもスポーツをすることを促進するために、
totoの売上は使うってこと。

具体的には、
地域にスポーツクラブを作ったり、競技場を作ったりにあてられる。


また、理念の2つめには

(2)、国際交流・貢献の推進
とも書かれており、国際競技大会開催助成がおこなれる。
なので今回の国立競技場の改修費へとなるわけ。


文部科学省HPより




totoの売上等

現在totoの売上は年間800億円ほど。
そのうちの50%は「当選払い戻し金」となる。

残り50%のうちの3分の2をスポーツ振興に使う。
(3分の1がスポーツ団体に、3分の1が地方公共団体等に)

3分の1が国庫納付金となりその他の事業に使われる

以下の図参照
文部科学省より

具体的には、242億円の利益の内、181億円をスポーツ振興に使い、81億円を国庫に納付している。

そんな状況



なぜプレミアリーグか?

totoのシステムを1年間フルで使うためだ。

現在はJリーグが行われない12月~2月はtotoは行われていない。
システムがあり、運用すれば利益が見込めるわけで、
そりゃ動かさん手はない。

だから別にプレミアリーグに限らなくても、

他の主要リーグで、日本でも人気が高くて、秋春制の


リーグならOK.

別にtotoでプレミアリーグを扱うから、プレミアリーグにお金を払わなければいけないわけでもなく。

さらにいえば、リーグ戦だけじゃなくて、代表戦でもいいわけ。


ちなみに通年販売なら

通年販売なら年約800億円の売り上げが1100億円程度にまで伸びる

そうな。



国立競技場改修の助成

国立競技場の改修費は1300億円必要だそうで、どのようにこの1300億を負担するかは全く決まっていない。

で、じつはこの国立競技場を運営している「日本スポーツ振興センター」の収益の柱はtotoなわけ。

そりゃ、totoを拡大の法改正を通してもらって、売上を増やしたいとこ。

他にも国庫納付金の割合を3分の1から減らす案も出ている。


個人的に国立競技場の改修費にここまでお金をかけることはどうかと思うが、決まったもんは仕方ない。
都が東京オリンピックでもメインで使うんだろうから、東京都にも負担してもらって、早く費用の目処をつけて貰いたい所。


改修費に金をかけすぎて、本来の「スポーツ振興」予算が減るってことだけはやめてほしい・・・


※ちなみに国のスポーツ予算は230億程度。
いかに少ないか、そしてtotoの売上がいかにスポーツ振興を助けているかわかる。


まとめ

ざっくり言うと、結果としては大当たりとなったtoto。
議員立法で作られたこの法律を、議員の皆さんにきちんと、生みの親として大事に扱って、
柔軟に見直す部分は見なおしてほしい。

んで、国立競技場の改修は仕方がないとこだが、
「スポーツ振興」
を疎かにして、改修もオリンピックもないよね。
ってこと。