2015年8月16日日曜日

高校生って誰? ~18歳選挙権時代を考える②~

18歳選挙権時代になるまで1年を切ったわけです。

「選挙権年齢が18歳以上へと引き下げられた」という”だけ”にはしたくない。
選挙権年齢引き下げをきっかけに「若者の社会参画が進んだ」「若者の力を社会に活かすようになった」と歴史に残ってほしい。
というより、そう残るように色々と今年度、来年度あたりは動きを進めていかなきゃいけない。
年中夢求 ハラケンのブログ: 70年前に女性に参政権が与えられたけど、女性の政治・社会参画は進んだのか?18歳選挙権時代を考える①...  
というのは前の記事で書いた通り。

今回は高校生について少し書いてみる。
言わずもがなであるが、18歳から選挙ができるようになるというこは高校3年生も投票権を得る人が出てくる。
文科省・総務省などの各省庁も、各政党も、教育委員会や現場の先生も色々と対応を考えたり、仕掛けをしたりと”高校生”というのは一つのキーワードになりそう。
もちろん、まだ何も対応もできてない、あるいはしたいけど余裕やアイデアがなく動いていないというケースも多くあります。

「高校生」と言われて誰を思い浮かべるのか?

誰を、あるいはどんな人を思い浮かべますか?
俺みたいに地方出身だと街の中をチャリで走り回っているイメージだけど、東京に来てからそんな高校生はほとんど見ないし。
部活のためだけに放課後や休日をささげている人もいれば、毎日塾通いの人もいれば、議員インターンなんてのをやっている人もいる。
「高校生」という単語を使う時に、この高校生像が定まっていないままにいろんな議論がなされすぎなことに違和感がある。
もちろん、常に一致する必要はなく、話し手側・仕掛け側がしっかりと高校生のイメージを定めていれば問題はない。

「高校生」に政治のこと選挙のことを教えるといった時にどのような高校生を対象としているのか。
毎日、新聞を読んで世の中の動きに関心が有り、考えることもしている人なのか?ニュースに触れえていない人なのか?
学校の授業の中でグループワークを行うことも多く議論することになれている人なのか?ディベートなんてやったことない人なのか?
十数年間を同じ街ですごしその街の高校に通い、街への愛着が深い人なのか?千葉に家があるけど小学校の時から都内に通っていてあまり居住地での活動をしたことがない人なのか?

それぞれの人に応じてどのような仕掛けをするべきなのか異なるわけだ。

最近出会った高校生たち

この2週間ほどで高校生が参加者となっている場に多くいた。主催者側として作った場が3つ、そしてゲストとして呼んでいただいた場が1つ。オブザーバー的に参加した場が1つ。
備忘録的に何個か簡単にご紹介します。