2018年11月11日日曜日

2018年マニフェスト大賞、特別審査員賞として桐生市議会を選出しました

11月9日六本木ヒルズにて第13回マニフェスト大賞授賞式が執り行われた。

これは、元三重県知事北川正恭氏がはじめたものです。全国の首長・議会・自治体・市民などの、社会における素晴らしい取り組みを表彰し 意欲向上を図るとともに、 全国に知られることによる「善政競争」を進めるために始めたものです。


実は僕は昨年度より特別審査員という形で、関わらせていただいています。多様な審査員が審査をする一般の審査とは異なり、僕自身の視点で素晴らしいと感じたものを表彰させていただいている。

今年、僕が選ばせていただいたのは、桐生市議会の取組。
市議会として、地元企業の合同新入社員の研修会に行き、新入社員との対話の場を作った取組だ。

若者と政治をつなぐ活動を10年間やってきた中で、僕自身が大事にしていることの1つの、「待たずに入っていく」という点が素晴らしい取組だと感じた。

18歳選挙権を機に、高校を中心とした学校への行政・議会出前授業の取り組みは広がってきている。多くは選挙管理委員会が中心とした取り組みだが、大阪府議会・三重県議会・可児市議会・新見市議会等、議会が学校へ行く例も増えてきている。
しかし、今回の桐生市議会のようん、「社会人」の場に出ていく事例は稀有だ。

10代の投票率に比べて20代の投票率が低い状況が続いている。
さらに言えば、10代の中でも、高校生の投票率は特に高い。
その理由として2つ挙げてみたい。
1:先生や出前授業の時に、投票参加・政治参加の大事さを伝えられること
2:同一コミュニティ内で、選挙政治の話が出ること (1とも連動する)

今回の桐生市議会の取り組みは、合同研修会に”入っていく”ということで、20代や若手社会人の投票率向上・政治参画意識向上を狙っている斬新な事例。

福祉の分野では「アウトリーチ」。つまりは、建物や窓口から飛び出し、どんどん訪問などをしていくことの重要性が長らく言われ実践をされている。

企画を作って待つのではなく、どんどん”入っていく”ことで政治参画のきっかけを色んな人に届けていく取組が広がってほしい。

桐生市議会のみなさん、おめでとうございます!!

引き続き頑張ります。