2014年12月3日水曜日

一度選挙を意識した人が、棄権するのはもったいない

こんにちは。NPO法人YouthCreate代表の原田です。

解散からあっという間に選挙戦に突入しましたね。


選挙が始まって、当然若い人や同世代が多く投票に行ってほしいけど、「選挙に行こう!」って言っても行かない人はなかなか行かない。
社会保障や財政なんかのデータと共に、正論をどれだけ言っても動かない人は動かない。
だって、みんなそれぐらいのことはなんとなく知っていて、それでも投票に行かないという選択をするのから。

投票に行こうと声を上げることが悪いと言っているわけではない。
もちろん、それも大事です。自分もそういう記事を書いたり、インタビューでそういうことを話すこともよくある。
なんとなく気づいていた若者が不利な現状を改めて知って、投票に行くパターン。
身近な友人が言っているし、選挙行ってみようかというパターン。(嬉しいことに俺周りにもいる)
そして、あの著名人・有識者・芸能人が言っているから、投票いこうかというパターンなど。
色々とあります。
だから、もちろん大事。


でも、「投票に行こう」では投票に行かない人を動かす仕掛けもしなければならない。
昨年の参議院選挙の棄権理由の調査を見てみると、
「政党の政策や候補者の人物像など、違いがよくわからなかったから」
「適当な候補者も政党もなかったから」

という20~30代はそれぞれ20%ほどいる。

第23 回参議院議員通常選挙全国意識調査より

見方によればこれらの人は一度は選挙のことを考えているといえる。
選挙のことを考えた結果それぞれの原因で選挙を棄権するという判断をしている。
最初から選挙に全く行く気がないという人とは、違うような気がする。

一度選挙に興味を持ったこの層をなんとか、投票行動にまで結び付けたい。

そのためにはやはり政策論争が鍵なんだと思う。
各政党・候補者にはふわっとした話ではなく、現状の各データを踏まえ、将来予測の数値を考慮に入れた上で、どのような未来を作っていくのかの道筋を示してほしい。
そして、その道筋をもとに議論を展開してもらいたい。

それが有権者の判断材料になる。

幸いなことに棄権決定理由が選挙当日だという人は3割以上いる。
まだ1週間以上時間は残されている。


YouthCreateとしても色々としかけていきたい。